
コラム
BLOGブログ
クラウド型CRMは、クラウド上で顧客管理することで業務効率を高めるシステムです。
Excelなどに顧客情報をまとめて社内で共有するよりも、効率的に管理できます。
クラウド型CRMにはさまざまな製品がありますが、中でも注目したいのが「Sales Cloud(セールスクラウド)」です。「Sales Cloud」の活用で営業力を高めることで、組織全体が活性化して効率化され業績アップにつながります。
ここでは、「Sales Cloud」の特徴や機能、メリットについて詳しくご紹介します。
目次
「Sales Cloud」は、株式会社セールスフォース・ドットコムが提供すCRM(*1)・SFA(*2)のツールです。クラウド上にデータを保管することで、限られた時間の中での営業活動を効率的にサポートできます。
CRMで業界最大のシェアを誇る「Salesforce」の製品のひとつである「Sales Cloud」は、多くの企業が営業効率化に向けて導入しています。効率化に必要な機能がひとつにまとまっているため、複数のツールを導入する必要がなく、One Stopでの利活用が可能になります。
※1:CRM(Customer Relationship Management)→顧客管理システム
※2:SFA(Sales Force Automation)→営業支援システム
「Sales Cloud」の優れたところは、「Einstein」というAIを搭載した機能を持っています。
これによって顧客データの学習と分析を、それまでの活動状況やその活動によって蓄積されたデータをベースに自動で最適化してくれる点です。
たとえば、これまでの活動データから、インサイドセールスが電話をかけアプローチする対象として、有益な対象を自動で抽出することや、フィールドセールスが活動する優先度に合わせて、成約しやすい案件をピックアップし、顧客に合わせた効率的な提案を考えるというも可能となります。
AIの「Sales Cloud Einstein」が自動で案件を分析してくれるので、営業担当者はデータ分析の一部の労働負担から解放されるでしょう。
膨大な顧客や案件のデータから必要な情報を自動で抽出・分析することにより、業務の手間を省くことができます。
営業計画書の作成など付随する業務に追われて、肝心の営業で実力を発揮できなくなるケースは少なくありません。「Sales Cloud」を使うことで、営業担当者は本来の業務である営業活動で実力を発揮できるようになるので、業績アップが期待できます。
「Sales Cloud」には、顧客管理と営業管理に役立つ機能が複数搭載されています。どのような機能があるか詳しくみていきましょう。
「Sales Cloud」では、顧客や案件のデータを一括管理することが可能です。
他の営業担当者のヘルプにつくときなど、担当以外の顧客データが必要になっても、情報をすぐに調べて、その商談に対応することが可能になります。
また、クラウドの特徴でもある「データの更新性」が非常に高いので、常にデータを最新の状態に保てるため、営業の進捗やリソースの状況などが一目でわかり、担当者に指示を出しやすくなるのも「Sales Cloud」を使うメリットです。
データはレポートとしてまとめられるため、誰にどの顧客を任せ、何の案件をすすめるべきか判断しやすくなります。
「Sales Cloud」は、社内のパソコンだけではなく、顧客訪問などの外出時にもタブレットやスマホなどからデータを照会することができます。外出先でも案件や顧客の状況を社内にいる時と同様に確認することができるため、チームメンバーで一つの商談に対して歩調を合わせて営業の準備をすることも可能です。
また、電車のなかや車の助手席など、移動中のスキマ時間を有効に活用して、顧客情報を確認することで、それまでのように「準備のため」にかかる時間を減らすことができます。
タブレットやスマホからも利用できる「Sales Cloud」は、空き時間や移動時間の有効活用に効果的です。
そのほか、本当に必要な商談や会議のみに集約して、非効率な対面での会議の回数を減らすことにより、本来のコア業務である「営業活動」に充てる時間を増やすことができます。
このようなことからも「Sales Cloud」は、フィールドセールスに対して、“時間を生み出すためのツール”ということもできます。
自社のホームページやオウンドメディアなどから“問い合わせ”があった場合、お客様の企業や属性、また、問い合わせの際の内容を「Sales Cloud」に直接保存することができます。
この機能を活用されていらっしゃる方はとても多いのではないでしょうか。
この機能を利用して、社内の関係する担当者を含むメンバーへ、自動で“問い合わせの内容”をリアルタイムで共有することができます。
また、“問い合わせ”に対して、自動返信メールを送信する機能も搭載されています。こちらも多くの方が設定されている機能の一つです。返信が自動化されているため、人的なリソースによる「返信の遅延」リテラシーの平準化をすることに対しての「懸念」を払しょくして、お問い合わせいただいた方へのパーミション(信頼)を上げることに繋がります。
「Sales Cloud」に備わっている「ワークフロー機能」は、営業プロセスの自動化に効果的です。複雑になりがちな営業プロセスを視覚的に構築でき、時間のかかる手作業を自動化できます。
「ワークフロー機能」はドラッグ&ドロップで操作できるため、難しく考える必要はありません。本機能を使えば承認プロセスの簡易化も可能になるので、営業の業務効率がアップするでしょう。
「Sales Cloud」詳しい機能は、公式サイトでご確認いただけます。
「Sales Cloud」は、営業支援システムであるSFAと、顧客管理システムであるCRMの両方の機能を備えている、とても優秀なツールです。
顧客のデータを社内で共有することで、ほかのメンバー今後の営業活動に役立てることも、また、失注した商談の原因を深く掘り下げて分析を行い、来たる次回の同ケースの商談に向けて対策を練っておくことも可能です。
また、とても初歩的なことですが、それぞれが担当している顧客がわかるので、ダブルブッキングが起こる心配もありません。原則的なことですが、“企業の信頼を落としかねない失敗”を防ぐのに役立ちます。
そのほか、営業担当者の成績が一目でわかるようになっているので、社内の競争意識を高めることも可能です。現在の順位やノルマ達成までの金額などもわかるため、目標を立てやすくなります。自然に分析の回数が増えるため、自分の立ち位置を常に把握できるようになるでしょう。
その結果、売上に対して高い意識を持ちやすくなり、業績アップにつながります。このように、SFA/CRMの導入によって営業組織力が高まり、売上や収益などをアップさせることを願われている企業・組織であれば、ぜひ導入を検討することをおすすめします。
「Sales Cloud」は、AIによる顧客に適した案件のピックアップ、営業支援と顧客管理の機能など、業績アップにつながるさまざまな機能を備えています。
顧客と営業のデータの一括管理や、社内での情報共有ができるため、営業計画の立案や担当者の選定などをスピーディに行えるようになるでしょう。
時間に余裕が生まれることで営業に力を入れられるようになれば、業績アップにつながります。また、管理者としても業務効率が上がるため、導入による効果は非常に高いといえるでしょう。
"UPWARD"について資料をダウンロード
以下のフォームにご入力いただくと、ダウンロードURLを記載したメールをお送りします。