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コラム
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皆さんは、いつも“手帳”を使っていらっしゃいますか?
今では、ITの急激な進化もあり、スマートフォンなどを活用していて、アナログな“手帳”を使わない方も、増えてきているのではないでしょうか。
しかし、データを検証しても、速記性や利用する場面を選ばない柔軟性においては、アナログな手帳にはかなわないのも事実です。
実際、ITツールでの営業管理を推奨し、すべてのスタッフにデバイスを含め提供している大手企業でも、ローカルなエリアでインターネットへの接続が困難になり、offlineで作業をしようとしたら、ツールが対応しておらず非常困ったなどということは、やはり、日常的におきているようです。
さて本題に戻りますが、一昔前までは、電車の中で手帳の確認をしている営業っぽい社会人をよく見かけたものですが、最近はあまり見なくなったのも事実です。
自分のスケジュールの管理や、商談などでのメモを、スマートフォンやタブレットといった電子機器内に集約している方が増えているからですね。
一方で、世の中で「デキる営業」と言われている人を見ると、実は多くの方がアナログの手帳を併用していたりします。デキる営業がなぜいまでもアナログな手帳を使っているのか、その理由について、また、手帳の選び方、活用方法について解説していきます。
目次
スマートフォンの機能や性能が高まり、クラウド型のSFAツールなどの利用が増えている中で、わざわざアナログの手帳を利用する理由はどこにあるのでしょう。
それには、以下のような理由が存在します。
・タイムラグなく、すぐに閲覧、その場で書き込みが可能なこと
・文字情報だけでなく、図形やイラストにも対応でき、自由度が高い
・閲覧中にアプリの通知など、多目的での妨げがないこと、記録に集中できること
・スマートフォンで通話、手帳で記録。完全分業ができること
・電池の残りの心配や充電先の確保などの心配がないこと
・ITデバイスの使用について、気が引ける場面でも遠慮なく使用できること
先ほどもお話しした通り、スマートフォンの機能・性能が良くなったとはいえ、まだ、アナログ手帳の即応性には敵わないのが事実ではないでしょうか。
とっさに対応する必要があるときや、スキマ時間を有効に活用したい時の確実性、アイデアメモなどへの活用については、手帳に“軍配”が上がりそうです。
電源切れの心配がないこと。これは大きな魅力です。
都市部でこそ、コンビニなどでも、カフェやモールなどでも、電源が用意されている時代ですが、まだまだ、出先でスマートフォンやノートPCが電源切れを起こしてしまうことがあるのではないでしょうか。
手帳であれば、電池切れでスケジュールアプリが使えずに、予定を確認できないという事態は陥らないでしょう。
ビジネスのスピード感を上げ、まさかの事態のリスクヘッジにもなるからことを知っているので、“デキる営業”はスマートフォンとアナログの手帳を併用しているのです。
手帳と言っても、さまざまなサイズやタイプがあり、どれを選んだらよいだろうと悩んでしまいますよね。そんな方のために、手帳選びのポイントを紹介します。
最終的には「自分に合うもの」を選ぶことになりますが、これから手帳を使ってみようと考えている方には、考え方の一つとして手帳を選ぶ際の参考にしてみてください。
手帳のサイズは小さいものはスーツの内ポケットに入るようなものから、B5版のノートサイズまで幅広くラインナップがされています。
これまで、あまり手帳を使ってきたことがないかたであれば、B6かA5サイズのやや大きめのものを選ぶとよいでしょう。
小さすぎると、収納性は良いのですが、手帳自体の書き込めるスペースが少なくなります。先ほどお話しした、自由に書き込めるという手帳のメリットを活かしにくいです。とはいえ、B5サイズまでいってしまうと持ち運びや扱いにくくなります。
実際に、「手帳売り場」に行くと非常に多種多様なデザインの手帳があり、いろいろ目を引かれます。華美なものや奇抜なものに目を引かれますが、そこはBusinessユースであれば、避けた方が無難です。実際の商談や打ち合わせのときに、場合によっては相手に不快感を与える可能性もあります。(ここは、ご自身の個性でもあります。自分に合ったものを選んでみてください)
おすすめは、“黒・紺・茶系”の合皮で装丁されている手帳です。
布張りのものもありますが、これは汚れが付着しても落としづらいことや、耐水性があまりないものもありますので、あまりおすすめできません。
アポイントが頻繁に入る営業職では、1週間のスケジュールがひと目で把握できるバーチカルタイプがおすすめです。
スマートフォンアプリなどでも同じ表示形式のものが多いので、これまでデジタルだけでスケジュール管理をしていた方にとっても馴染みやすいではないでしょうか。
アナログの手帳はスマートフォンなどのデジタル機器との併用で真価を発揮します。デキる営業はどんな風に手帳を活用しているのでしょうか。
スマートフォンやノートPCは電源切れや故障によって使用できなくなるリスクがあります。手帳にもスケジュールや連絡先を書き写しておけば、そのリスクヘッジになります。(手帳のポケットに自分の名刺とお金を入れておけば、名刺を切らしたときや財布を落としたときにも対応できます)
ひっきりなしに通知が飛んでくるパソコンやスマートフォンは、集中して思考したいときに向いているツールとは言えません。
企画や提案を練るために集中したいときは、デジタル機器を一旦脇に置いて紙の手帳に向かってみましょう。想像以上に集中力が高まることに気がつくと思います。
アナログの手帳など“手書きの最大の特徴”は、その短縮性にあります。複雑で多くの内容を、自分が後で読み返した際に記憶をよみがえらせるだけの情報に限って、少ない時間で“きかっけ“を残す補助ができることです。
移動中や寝起きにアイデアが思いついたのだけれど、いつの間にか内容を忘れてしまったという経験は誰にでもあるでしょう。そんなときに役立つのが手帳です。
即座に書き込みができ、文字も図表も自由に書き込める手帳は、思いついたアイデアを残すメモ帳としてぴったりです。いつどんなアイデアが浮かんでも書き留められるように、手帳はすぐに取り出せるようにして持ち歩きましょう。
議事録や商談内容を残すためにノートPCやタブレットを使用している方は多いと思います。そのままメール等で展開できるので便利かつ効率的ではあるのですが、PCに入力する際の視点は、どうしても手元に落ちやすく、商談相手からすると「なかなか目も合わせてくれず、真剣に聞いてくれているのかな?」と受け止められてしまうこともあります。
とくに商談相手が相応のキャリアをお持ちの場合、そうしたデジタル機器を使うこと事態に嫌悪感を覚えられてしまうこともあります。
そのようなときに、活躍するのがアナログの手帳です。
目を併せて話を聞きつつ、一生懸命手帳にメモを取る姿勢は、だれでも気持ちよく感じるモノです。「熱心な営業」という印象ももれなくついてきます。
ちょっとしたテクニックになってしまいますが、顧客によっては意外な効果を発揮するので試してみてください。
会社でSFAを導入していて、スケジュール管理等はすべてデジタルで行っているという方でも、手帳を併用することによって、さらに生産性を高められることがあります。手帳を有効に活用してみてはいかがでしょうか。
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